Vol.12 陽差しを感じよう|泉州統合クリニック|高石市 漢方内科・婦人科・心療内科・精神科・内科・専門外来(ヨガ・食養生・鍼灸・アーユルヴェーダ)

院長ブログ

Vol.12 陽差しを感じよう

2022年01月06日

明けましておめでとうございます。皆さまはどのようなお正月を過ごされたのでしょうか。お正月は普段と違う気の使い方、胃の使い方をする時期ですね。そろそろ元の身体に戻さなければと焦っている方も多いかと思います。年末は、冬至を過ぎるまで辛抱と申し上げましたが、お正月を過ぎましたね。

 

今月のテーマは「陽差しを感じよう」

です。

暑さや寒さは太陽の動きから1ヶ月少々遅れるので、まだまだ寒い日が続きますが、陽差しの方は確実に増してきています。冬は地固めの季節であまりガサガサ動くものでは無かったのですが、そろそろ春の支度を始める時期になってきます。もし、フライングをして年末年始にはしゃぎすぎた方は、一呼吸を置いて、立春までの間、気を鎮めて下さい。そうすると春に跳躍するときに馬力が出る事でしょう。暮れ正月に地道に身体を整え、体力をつけて、胃腸を整えていた方々は、2月後半からの花粉の時期を期待して待ちましょう。今年の花粉症は軽く済むはずです。

陽差しの感じ方は、個々に違います。お正月の初詣の時に既に春の兆しを感じた人もいれば、まだまだの人もいるでしょう。それぞれの体調によって陽差しの感じ方は異なります。処方を切る、生活を変えるなど、いつ、変えようか迷っていることがあれば、陽差しの変化を感じタイミングで始めてみましょう。

 

さて、春までのこの時期、寒さは「大寒」を向かえます。大寒を乗り切って春の跳躍に備える為には二つのことをしっかり守って下さい。

 

  • 防寒・防風をして保温すること。
  • 胃腸を守る事

 

耳が冷えると頭痛が悪化します。足元が冷えると腰やお腹が痛くなります。更に腰を冷やすとギックリ腰に、お腹の方を冷やすと腸の具合が悪くなります。寒さを受けたときの身体の反応は心臓から上か下かで異なります。心臓から上の位置が冷えると肩が張り、酷くなると風邪を引きます。足元から腹を冷やすと腸にきます。外出時には上着の首筋を保護し、足元はストッキングやズボン下で保護しましょう。

 

防寒し胃腸をを守りつつ、陽差しを感じながら春を待つことにしましょう。

 

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